適する者を探る
ブログという性質上、新しい記事は一番上に表示される形となります。 できれば、最初の頁<はじめに>から順番に目を通して頂きたいです。 私が誰かにパドックにおける重要性に対して説く際、よく使う例えがあります。 「(100m・200m走の世界記録保持者)ウサイン・ボルトだって、もし、田んぼや砂浜を走ってみた時には必ずしも世界一になれるわけでなく、他にもっと速く走れる人が存在する可能性があると思わない?」 という前置きから始めます。 現実世界では到底ありえない話です。でも、ありえない架空の話でだからこそ完全否定もできないのではないかな?と・・・ 要は、 コースの性質が違えば、ソレに適した者が出現するのではないか? という仮説が立ちそう というものです。 無理矢理なこじつけかもしれないでしょうけれども、芝・ダートコース共に馬場状態はその日その日でコンディションが異なります。 仮説が成り立つとするのであれば、 パンパン馬場にはこんな馬 ボコボコ馬場にはこんな馬 パサパサ馬場にはこんな馬 ドロンコ馬場にはこんな馬 etc. さまざまな状況に適していそうな馬を探し出すのも悪くないトライだと考えられないでしょうか? 素人の勝手な憶測の域は出ません。しかし、分類化をするという方向性はあながち間違いでもなかったと思えています。 (分類しようと観ていたからかも…ですけど) 実際、長年パドックを観続けて競馬予想していると、一概に括ることはできませんが、感覚的にその日の傾向(共通項)みたいなものを頭に描けるようになり、その描いたものを基本にパドック予想を進めていく手法が自分の予想スタイルとして定着してきました。 何もしないで競馬新聞とにらめっこしていただけの頃よりは、机上の予想では手が出ない穴っぽい馬を見つけられるようになりましたし、予想力は上がったと思っています。 何より、自分の眼によって見極めるわけですから、当たった時の高揚感が以前にも増して得も言われぬぐらい上がるようになりましたし、‘独自の予想(オリジナル)’という自負心も芽生えるようになりました。